メニュー

急性上気道炎

急性上気道炎とは、鼻やのどなどの上気道にウイルスが感染して炎症を起こす、いわゆる「風邪」と呼ばれる病気です。多くの場合、軽症で自然に治ることが多いですが、適切なケアをしないと長引いたり、他の病気に進展したりすることがあります。

急性上気道炎の症状について

  • のどの痛み

  • 鼻水、鼻づまり

  • 咳(初期は乾いた咳、後に痰を伴う)

  • 発熱(微熱〜中等度)

  • 頭痛、倦怠感

  • くしゃみ

症状のピークは2〜3日程度で、1週間前後で改善することが多いですが、高齢者や体力の落ちた方では長引くこともあります。

急性上気道炎の原因について

  • ライノウイルス

  • コロナウイルス(※新型コロナとは別)

  • アデノウイルス

  • RSウイルス など

ウイルス感染が主な原因ですが、まれに細菌感染が重なり、症状が悪化することもあります。

急性上気道炎の検査と診断

  • 問診(症状の経過、家族内感染の有無)

  • 聴診

  • 必要に応じて迅速検査(インフルエンザ、溶連菌など)

急性上気道炎の治療法について

ウイルス性の場合、抗生物質は基本的に使用しません。症状を和らげる対症療法が中心になります。

  • 解熱鎮痛剤(熱やのどの痛みを和らげる)

  • 鎮咳薬・去痰薬

  • 抗ヒスタミン薬(鼻水・くしゃみの軽減)

  • うがい、十分な水分と休養

急性上気道炎についてのよくある質問

Q1. 風邪との違いはありますか?
A1. 急性上気道炎は風邪の医学的な呼び方です。原因の多くがウイルスで、軽い発熱やのどの痛み、鼻症状が中心です。

Q2. 抗生物質は必要ですか?
A2. ウイルス感染には効かないため、通常は必要ありません。ただし、症状が悪化した場合や細菌感染が疑われる場合には処方することがあります。

Q3. いつ受診した方がいいですか?
A3. 発熱が3日以上続く、強いのどの痛み、咳が長引く場合などは、一度ご相談ください。

院長より

急性上気道炎は、多くの場合自然に治るものですが、放置すると気管支炎や中耳炎、肺炎へ進行することもあります。当院では、症状や経過に応じたきめ細やかな対応を心がけています。ご自身やご家族の体調に不安があるときは、遠慮なくご相談ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME